むし歯は1週間でどのくらい進行するもの?大人と子どものむし歯の進行速度
こんにちは。
稲荷町駅・新御徒町駅近くの「元浅草二丁目歯科診療所」です。
むし歯は、そのままにしておくと痛みが出たり、歯を失ったりする原因になります。
特に、お子様のむし歯は大人よりも進行が早いため、注意が必要です。
今回は、大人と子どものむし歯の進行速度の違いを紹介します。
【大人】1週間では初期むし歯の変化は少なめ
個人差はありますが、基本的に1週間程度では大きな変化はあまり見られません。
大人になると歯のエナメル質が完成して硬くなるため、きちんと歯磨きをしていれば、むし歯の進行が比較的遅くなるからです。
大人の場合、初期のむし歯が中期になるまでの目安は、半年から1年程度です。
中期からは進み具合が速くなり、その半分くらいのスピードで神経まで届くむし歯になります。
初期のむし歯は痛みを感じることはほとんどありませんが、中期になると痛みが出ることがあります。
むし歯が神経まで届くと痛みが強く出て、歯を失う危険性も高まりますので注意しましょう。
なお、進行スピードは一例で、適切な歯磨きをしなかった場合はこの限りではありません。
【子ども】1週間でもむし歯は進む
子どものむし歯は、大人のむし歯よりも進行が早い傾向にあります。
初期のむし歯が中期になるスピードは、およそ1週間から1ヶ月で、中期になるとさらに進行が早くなります。
子どものむし歯が進みやすい原因は、次の3つです。
- エナメル質が薄い
- 唾液の量が少ない
- 食生活が偏っている
特に乳歯のエナメル質はとても薄く、酸に対する抵抗力が弱いため、むし歯になりやすい原因となります。
むし歯の進行を遅らせるには
むし歯の進行を遅らせるために、食後の歯磨きを習慣にして、むし歯になりにくいお口の環境を整えることが大切です。
むし歯の原因である「歯垢」を取り除き、お口を清潔に保つことで、むし歯菌の増殖を防ぎます。むし歯菌が出す酸を減らして、むし歯の進行を遅らせましょう。
むし歯の進行を遅らせて、悪化させないためのポイントはこちらです。
- 歯磨きを丁寧に行う
- フッ素入りの歯磨き粉やうがい薬を使う
- 甘い飲み物や間食を控える
歯磨きを行う際は、歯と歯ぐきの間は歯ブラシの毛先が届きにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシも使って隅々までしっかりと磨きます。
また、定期的な歯科検診は、むし歯の早期発見につながるために3~4ヶ月を目安に受診されることをおすすめします。
元浅草二丁目歯科診療所の定期検診では、適切な歯磨きの方法をお伝えし、プロによるクリーニングや歯の質を強くするフッ素塗布などを行っておりますので、お気軽にご相談ください。