知りたい！むし歯や歯周病を予防する意味と方法
皆さんこんにちは。
稲荷町駅・新御徒町駅近くの元浅草二丁目歯科診療所です。
日本では昔から、むし歯や歯周病は「病気になってから治療するもの」という考え方が広く根付いていますが、それは間違いです。
人は、できるだけ風邪を引かないよう、病気にならないようにするものですが、むし歯や歯周病においても予防が大切になります。
むし歯や歯周病の菌は、放っておけば全身に影響を及ぼしますし、歯を失う原因にもなるからです。
そこで当院では、むし歯や歯周病を「病気になる前に予防するもの」として捉え、予防歯科診療に力を入れております。
「なぜ、むし歯や歯周病を予防するべきなのか」、その意味や予防方法についてご紹介します。
むし歯や歯周病はなぜ予防すべきなのか
むし歯や歯周病を予防する理由としては、どちらも「自然に治らない病気」だからです。
治療を受けずに放置すれば、病態もどんどん進行して、最終的には歯を失います。
日本人が歯を失う原因の「第一位が歯周病、第二位がむし歯」という現状を見ても、病気の深刻さがわかりますよね。
年齢を重ねたときに入れ歯やブリッジなどの義歯を使わなくても済むように、少しでも多くの自分の歯を残すことは大切です。近年では、義歯にもさまざまな工夫がされていますが、自分の歯の噛み心地に勝る義歯はなかなか見つけられません。
失ってしまった永久歯が生え変わることはありませんので、むし歯や歯周病はできるだけ予防すべきことといえます。
また、むし歯や歯周病は歯を失うだけではなく、心疾患やがん、早産や低体重児の出産など、全身の健康にも影響がありますので、健康維持のためにも、むし歯や歯周病は予防することが大切です。
歯を削らない、抜かないことが大切
少しでも自分の歯を多く残すためには、歯を削らない、抜かないことが大切です。
発生して間もない初期のむし歯を除いては、歯質がむし歯菌に侵された時点で歯を削らなければ治せません。
むし歯は、休めば治る体調不良と違い、自分の力だけでは直すことができない病気なので、歯科医院で治療を受けます。
そのため、むし歯はできるだけ早期に治療を開始することが重要ですが、そもそも予防してしまえば歯を1mmも削る必要がないのです。
歯は「再生することのない組織」なので、できるだけ削らない、抜かない治療を優先すべきといえます。
予防するために定期検診を受診する
ここまでむし歯や歯周病を予防する重要性について説明してきましたが、気になるのは「どのように予防するか」ですよね。
むし歯や歯周病予防のために、まずは、歯科医院で定期検診を受けることが重要です。
定期検診でむし歯や歯周病を早期発見し、日ごろのセルフケアや生活習慣を見直すことができます。
また、歯科衛生士による歯のクリーニングで自分では落としきれない汚れをきれいに取ることも大切です。
むし歯や歯周病を効率良く予防するのであれば、当院まで定期的にお越しください。
「検診やメンテナンス」をコンスタントに受けることで、清潔な口内環境を維持しやすくなります。
プロのクリーニングでバイオフィルムを除去
バイオフィルムは、細菌が固まってできたもので、歯垢はバイオフィルムです。
細菌がバリアを張ってしまうため、通常の歯磨きではバイオフィルムは破壊できません。
また、歯にこびりついてしまっているため、自分で除去することは困難です。
歯科医院で行う、プロのクリーニング「PMTC」では、専用の機材や薬剤を使って、磨き残しはもちろん、バイオフィルムを丁寧に取り除いていきます。
むし歯や歯周病予防のために、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることがおすすめです。
まとめ
むし歯や歯周病は「病気になってから治療する」のではなく、「病気になる前に予防する」ことで、少しでも自分の歯を永く残すことにつながります。
いつまでも自分の歯でしっかり噛みたい、健康なお口のままでありたい、という方は、積極的に予防処置を受けていきましょう。
元浅草二丁目歯科診療所では、定期検診や歯のメンテナンスのご相談も承っております。